「真摯」という言葉をはじめて意識したのは20代後半でした。
そして、この言葉を深く理解できたのは30歳後半からでした。
私は今の会社に途中入社しているのですが、
その時採用して頂いた社長が大切にしている言葉でした。
会社の理念の中にも「真摯なるチャレンジ!」とあります。
「真摯」という言葉を辞書で引くと、
「ひたむきなさま」とあります。
さらに「ひたむき」という言葉を辞書で引くと、
「物事に熱中するさま。一途なさま」と書いてありました。
以前から職場の上司によく言われていました。
「周りの雑音に惑わされず、
目の前のことに真摯に向き合え」と。
社内で議論する時、どうしても内向きな意見と
外向きな意見が交差するので、
上位者が言ってるからとか、調整的な見方などではなく、
お客様(対象者)にとって、一番よいのは何なのかを
ぶれない姿勢で議論できたら最高だと思うのです。
今、私の中で、この「真摯」という言葉はとても大切な言葉になりました。
年を重ねれば重ねるほど、家庭でも職場でもいろんな問題に直面し、
自分自身のことにおいても、とても複雑になってきて、
まわりに流されそうになり、
時には自分を見失うことも。。。
さらには、物事を素直に受けとれず、
「この人こう言ってるけど、ホントは、
何か他の意図があるんじゃないかなあ」などと考え、
素直に、その案件に応じられないこともあったりして。。。
人間関係は常に付きまとうものであり、
また、次々と情報が追ってくる日々。
それらに動じずに、自分の信念を通すこと、
また、その物事によい結果をもたらすための言動をすること、
そのためには、この「真摯」いう言葉が私にとって大切なんです。
私にとっての「真摯」という言葉の意味は、
「ひたむきに」・・・というより、「まじめに」と言う方が近いかな^^。
この言葉は、いつも私を「原点」に戻してくれます。
「自分に真摯であれ! 目の前の物事に真摯であれ!」と自分に言い聞かせるのです。
すると、身体に絡んだ紐がスルスル~っと解けていくように、
シンプルになるように感じます。
自分の子どもに対しても同様です。
「これは、子どもにとって必要な事なのか」を真摯に考え、
子育ての基準を間違わないようにしていくよう心がけています。
しかし、自分の娘を見ていると、
子どもには、「真摯」という言葉は必要ないんだあ、と気づきます(笑)
そして、子どもから、真摯さを学ぶことも多いですね~。
娘という鏡を見ると、真摯さに欠けた私が映し出されることが多々あります^^;
ただ、最近では、「真摯さ」を間違えている子どもも多いように感じます。
ひたむきに塾に通う姿
ひたむきに問題を大量の解く姿
ひたむきにネット検索する姿・・・・・
真摯な姿勢って、その対象を誤ると大変なことになるのですよね。
これは、やはり親の監督が重要ですね。
学校では、
「まじめに 真剣に」
「一生懸命に努力」
「まっすぐに」・・・・がんばろう!
などというけど、
「真摯」という言葉、
ちょっと難しいかもしれないけど、
小学生にも伝えてほしいな♪
Smile^^。